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小説の書き方講座入門編その②キャラクターを詰めよう

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はい、まさか第二回を公開する事になるとは思わなかったよね^^
前回の内容はこちら↓
小説の書き方講座入門編
今回は前回駆け足で小説の作り方を公開したと思うけど、もちろんもっと細かく精査して組み立てていく方が面白いものが作れるよね!
という事で『小説の書き方講座入門編その②』はキャラクターについてみていきたいと思うよ。

『キャラクターはその小説の心臓部』

 面白い事に最悪キャラクターさえいれば小説的な物はできてしまうよね。それが一人称でも三人称でもさ。それが面白いかどうかは分からないけどね!
 作者さんはよく『うちの子』とか言ったりするくらい自分の作品のキャラクターには溺愛していると思う。だからこそ、そのキャラクターを第三者に知ってもらう為に魅力を文章で表現していかないといけないんだよね。
 ついでなので特殊なタイプのキャラクターを紹介しておくね。
「古書店『ふしぎのくに』のセシャトさんはイレギュラー」
@sesyato3 このブログを知っているなら当然ご存知のセシャトさん。彼女は紹介小説の広報や宣伝をしたりしながら、「セシャトのweb小説文庫
でも、小説内のキャラクターとして登場するよね。これってツイッターでどんな人物かある程度みんなが知っているのでキャラクターの描写を限界までそぎ落としてるんだよね。皆が想像するセシャトさんというキャラクターを小説内で動かせば違和感なく動いてしまう。ある意味キャラクター造形の裏技だね。
 そう、本来の小説であれば文章で説明する部分をリアルタイムを使って想像させてしまう。言わば、これから小説を書く人はこのフェイズを文章で表現していければいいんじゃないかな?

『前回のキャラクターを使って肉付けをしていこう』

サタさんが考えた、クソ面白くなさそうな。もとい普通の小説のキャラクター。
黒木 あたる 年齢19歳
文学部に通いサークルにも入らず日々を消化している。週一のアルバイトと家、大学しか行く事もなく何かに飽いている。
星野 海
主人公あたるの部屋に侵入した少し言動がおかしな中学生の少女。あたるを脅迫しあたるの部屋にいりびたる。何処か影のある少女。

黒木 あたる君は一体どんな青年なのかを考えよう。
描写する必要はないけど、可視化しやすくする為、容姿からいこう。髪と瞳は黒。髪型はやや襟足が長い感じ、所謂ぱっとしないフツメンで中肉中背。意外とコミュニケーション能力は高い。実家には可愛い妹がいる。ラノベの主人公造形としてはこんなところでいいんじゃないかな?
続いてヒロインだ。
星野 海ちゃんがどんな少女なのかを考えよう。
身長は138cm。サイドテールのストロベリーブロンドの髪。ここでハーフという設定ができたね。東洋と西洋の良いところをもらった美少女。父親が有名なITベンチャーの社長で幼少から教わったそのIT知識と技術を持っている。あたるの事は実は一度だけ入ったコンビニで接客を受けて知っている。社長令嬢のお金持ちなのに一人で生活できるだけのお金を稼ぎたい理由が彼女にはある。

こんなところでどうだろう。

『次は彼らを文書の中で動かしてみよう』

キャラクターメイキングが終われば、彼らを小説世界に召喚してみようか!

 海は、両親についてイギリスに戻りたくなかった。やっとできた友人、やっとできた居場所。そしてやっとできた……好きな人。
「海が一人で生活できる事を証明できればいんだよね?」

 なんとなく彼女に物語が生まれたような気がするよね

 次はあたる君だ。

 誰かいる。そう気づいたあたるはスマホで110番をいつでも通報できる状態にしながら、ゆっくりと自分の部屋に入る。
「誰だっ!」
「は?」
 何言ってんだお前という風な表情を見せる外国? の美少女が駄菓子を咥えながらあたると見つめていた。あたるが最初に言った事はあたるにも妹がいたからだろうか?
「前かくして! 女の子がはしたない」

 あたる君は面倒見のいい男の子、海ちゃんは少しぶっ飛んだ感じの女の子という風に見えてきたんじゃないだろうか? 次回は世界感を作って行こうと思うよ。

『終わりに』

小説の書き方講座なんて言ってるけど、これは一つの見方という事だよね。解体しながら見ていくという方法を取っているんだ。次回は今回作ったキャラクターが生活をしていく世界感を見て、それを同じ要領で作っていくよ。
じゃあ本日はここまで、また読んでね! 

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