生活

人生についてのお話

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 今回は、師匠ちゃんと呼ばれている自分が話をしていこうと思う。

 先に結論を述べると、49日までは静かにしていたいというのが今の気持ちである。次回の紹介小説は書籍化決定している某作品となるので楽しみにしていてほしい。あまり自分は前に出るタイプのではないので、師匠ちゃんって誰だよ。みたいな感じで思われているだろうか?

 簡単に自己紹介をすると、マフデト、レシェフの保護者というかチームリーダー、このブログの責任者であるダンタリアンとは敵だ。

 で、以前このブログに攻撃を仕掛けてきた自称声優を語るテロリストによって受けた被害補填で50万ポケットマネーで出した裏方でもある。ダンタリアンは嫌いだが、古書店『ふしぎのくに』はわりかし好きだと言えるか?

 先月、亡くなった重鎮において、はっきり言って一番心抉られていると自分でも理解している。悲しい、悲しい、寂しい、寂しいだけじゃダメなのはわかってる。自分はもう子供じゃない。前回ダンタリアンが死について語ったので、自分は少しばかり鬱になるかもしれない話をしようかと思う。

 段落とかは付けずに淡々といこうかと思う。この駄文を読んでも何のためにもならないと思うけど、古書店『ふしぎのくに』に関わる人間は大体が、ペシミストかオプティミストで、自分のようなリアリストは少ないだろうから、もしかすると何か意味くらいは持てるかもしれない。そんな駄文を書こう。

 自分はツイッターというものはしないが、ふしぎに関わる人々のツイッターを見ていると、ラノベ作家になりたい、声優になりたい、絵師になりたい、歌手になりたい。

 夢追い人が多い

 いいことだ、夢は見るものだと思う。夢きっと叶う。諦めないことが大事だ! そうやって僕らは小中高と、世界の仕組みも理解せずに刷り込まれてきた。私は作家だ! 私は声優だ! 私は絵師だ! 私は歌手だ! 一度でもお金をもらってそれをした連中はそう言うだろう。

 安心してほしい、君たちは違う。そこに至る一歩を踏んだにすぎない。

 そう言う意味では僕は、特殊な業務故、書籍として本を出した事もある。某作品に人脈でちょい役で声の出演をした事もある。絵は描いた事もなかったけど、空間認識能力は悪くない、精巧なデッサンくらいは瞬時に覚えた。今はメジャーとなった今や有名な某歌手のインディーズ時代に前座をバンドで務めた事もある。

 この程度のことは誰でもできる。だけど、僕は作家を、声優を、絵師を、歌手を名乗ろうとは思わない。何故なら、僕は違うからだ。永遠のオブザーバーでいい。やろうと思えば、なれるのかもしれない。こ言うとナルシストになるだろうが、僕は見てくれもそれなりに悪くない。今や見た目の時代でもある。どれだけ努力しても、才能があってもビジュアルで落とされる時代でもある。

 僕はそんな夢を追い続け、手遅れになった人たちを沢山見てきた。彼らは年齢に対して異様に精神年齢は幼い。承認欲求の塊と化し、肯定的な意見以外を悪とする。何気に、あらゆる世界においてプロという肩書きを持つに遠い存在でもある。ふしぎのくににもプロ作家と呼べる人がいる。その人はアンチも多い。否定的な意見も多く散見される。だが、その人はそんな意見を物ともしない。

たった一言

「面白い意見ですね」

僕はこんな風には生きられない。こういう人を見ているから、僕はそうなろうと思わないんだろう。そして僕はひねくれ者だ。人の言うことを殆ど信用しない。だから、学校教育の教えには逆らってきたし、誰よりも早く新しい投資先に手を伸ばし、それなりに成功は収めてきた。

夢を見るのは自由なんだ。当然、僕もタラレバを考える時だってある。詳しくは書かないが、この前とある仕事を受注しようか迷って確実な仕事を選んだ。結果として前の業務を行っていた方が、38000円程多く稼げた計算になった。しまったなと思ったよ。

学校教育の闇とも言える部分、足並みを揃えさせるつもりでいて、弱者切り捨ての形である事。僕は少し、コミュニケーション能力に問題がある。子供の頃は文章問題を理解できなかった。結果として子供の頃、文章問題が解けた事はなかった。取り返しのつかない年数を放置され、そして卒業。中学生へ……

そこでも、一生懸命行う事、無意味に協力を強要する事。道徳という名の強制行為を繰り返し、なりたい事、したい事を諦めるなと周囲から言われるのだ。僕のしたかった事。何だろうね? 今も別にない。お金に不自由にならないように生きていきたいとしか考えた事がなかった。

夢ばかり見させて、大受をした頃、周囲の人間の言葉は変わる。

「夢なんて見るな。仕事をしながらでも、やりたい事をやればいい」

 できるか!

 一度きりの人生だから、安定した生活を選ぶのか、夢を追い続けるのか、それは自分次第だと思う。だけど、夢追い人はだいたいお金がないので、いい年をして親にたかっている確率ほぼ100パーセント。

 夢を追っている間は誰かを不幸にしている。

 だから僕は、夢を第二優先にして今を生きている人達を尊敬する。中には子供がいて、さらに夢から一歩遠かったかもしれない人もいるかもしれない。だけど、僕はそんな人たちを心から尊敬する。あなたは人を幸せにしている。

 僕の尊敬した人がそうだったからだ。僕は誰にも名前を覚えてもらおうとは思わない。一癖も二癖もある連中のストッパーだ。だから師匠ちゃんなんだろう。今はマフデトを育てる事がとても楽しい。12月頃公開の新作を一緒に進めている。

 一度きりの人生、それはその人のものだけれど、夢を追うとなると話は別だ。誰かを間違いなく巻き込んでいる。そして、人並みではない人生を終えるかもしれない。その覚悟をしてほしい。それが時間を費やすことの代償だから。

 よく考えてほしい、夢を諦める事もまた、勇気だという事を僕は知っておいてほしいと心から思う。

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